ZEH-Mを分かりやすく!12のQ&Aで話題の実質ゼロエネマンションを解説

 

ZEH-Mは、Net Zero Energy House – Mansion を略したものです。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスのマンション版という意味を持っています。

ZEHは「ゼッチ」と読みます。そのマンション版ですので「ゼッチ・マンション」または「ゼッチ・エム」と読まれています。

ZEH-Mのマンションを簡単にいうと「エネルギーを使っていないマンション」です。

確かにマンション生活では毎日エネルギーを消費します。そこで、消費するエネルギーと同量のエネルギーをマンションが作り出せばエネルギーの消費が計算上ゼロになり、エネルギーを使っていないことになる、というのがZEH-Mの考え方です。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの“ネット”には「正味」や「実質」という意味があります。

ZEH-Mで対象となるエネルギーには「冷暖房・換気・給湯・照明」の住宅設備があります。テレビや冷蔵庫などの家電製品は対象外です。

主な装置に太陽光発電があります。

全てを賄うのは難しい根本的な問題があります。マンションは住戸数に対して屋根面積が狭いので設置できる太陽光発電が限られる点などです。

ZEH-Mでは階数が高いほど条件が緩和されるなど配慮がなされています。※ZEH-M Oriented、ZEH-M Ready、Nearly ZEH-M など

もちろんそれも大切なことですが、ZEH-Mの目的はマンションの省エネルギー性能を、今の基準以上に高めることにあります。

一つはエネルギーを極力必要としない「高断熱化」、もう一つはエネルギーを上手に使う「高効率化」があります。

外壁や屋根、住戸の床や天井の断熱性能を引き上げたり、窓のサッシに熱を伝えにくい樹脂製を使い複層ガラスを入れる。または二重サッシにして、内窓に樹脂サッシと複層ガラスを入れるなどがあります。

給湯器にエコジョーズやエコキュート、エネファーム(燃料電池)を採用したり、床暖房やエネルギー効率の良いエアコンを採用するなどが考えられます。

メリットは補助金や住宅ローン減税で優遇を受けられることです。入居後は快適な暮らしを維持しながら光熱費を抑えられます。蓄電池を導入している場合、災害などで停電になっても電力が使えます。

デメリットはZEH-Mマンションは建築や設備コストが上がるため従来のマンションに比べ高額になります。

 

株式会社シフトライフは2006年8月の設立以来「良質でありながら、市場より抑えた価格のコストパフォーマンスに優れた住まいを提供していくこと」にこだわり、新築マンション事業とリノベーション・リフォーム事業を進めてまいりました。

経済産業省よりZEHに係る2030年の政策目標において集合住宅が位置付けられたことを受け、当社でもZEH-Mの普及実現に向け、環境配慮型のマンション開発にも段階的に取り組んでまいります。

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